Trailer

Introduction / Story

あなたは何を信じる?
大磯、終わりのない秋

茅ヶ崎を舞台に男女の恋模様を描いた初監督作『3泊4日、5時の鐘』で若手映画人の登竜門であるロッテルダム国際映画祭ほか数多くの映画祭で評価を得た三澤拓哉と、映画『十年』で香港映画シーンを席巻したウォン・フェイパンがタッグを組み、日本映画の枠を超える新しいアジア映画を誕生させた。大磯を舞台に、恩師の死をきっかけに露呈する若者たちの不安と孤独が大胆なタッチで描いた本作は、釜山国際映画祭を皮切りに各国で上映され、2020年3月の大阪アジアン映画祭ではインディ・フォーラム部門の最高賞にあたるJAPAN CUTS Awardを受賞した。

Story

土建屋で働く幼馴染の俊、知樹、和也、英太の4人。生まれ育った町で気ままな生活を送っていた彼らだが、恩師の死をきっかけにその友情関係が崩れていく。

恩師の未亡人・千里に惹かれていく俊。俊に密かな想いを寄せていたことに気がつく知樹。家族のため、金を工面する必要から不法投棄を請け負う和也。

親友によって自分の恋人が身の危険にさらされる英太。

家族・友人。これまで築いてきた親密な関係がしがらみへと反転していき、気がついた時には自由が失われていく。

物語は最後、ある悲劇によって幕を閉じたかのように思えたが…。

Cast / Staff

俊/
守屋光治(もりや・こうじ)

1994年生まれ、東京都出身。主な出演作に、映画『町田くんの世界』(19/石井裕也監督)、『21世紀の女の子「out of fashion」』(19/東佳苗監督)、ドラマ「弱虫ペダル season2」、などがある。集英社「MEN’S NON-NO」専属モデルとしても活躍中。

知樹/
中崎敏(なかざき・はや)

1991年、北海道生まれ。ハワイで育ち、俳優を志して2013年にニューヨークへ留学。『3泊4日、5時の鐘』(14/三澤拓哉監督)で長編デビュー。主な出演作に、映画『帝一の國』(17/永井聡監督)、『デメキン』(17/山口義高監督)、『The Outsider』(マーチン・サントフリート監督)、『ワンダーウォール 劇場版』(20/前田悠希監督)、『花束みたいな恋をした』(21/土井裕泰監督)などがある。

和也/
森優作(もり・ゆうさく)

1989年生まれ、大阪府出身。近年の主な出演作に、映画『佐々木、イン、マイマイン」(20/内山拓也監督)、『花束みたいな恋をした』(21/土井裕泰監督)、WOWOW「竹内涼真の撮休」「太陽は動かない」、舞台「美しく青く」(作・演出:赤堀雅秋)などがある。今後の公開待機作に、『騙し絵の牙』(吉田大八監督)、『ゾッキ』(竹中直人監督・山田孝之監督・斎藤工監督)など多数。

英太/
永嶋柊吾(ながしま・しゅうご)

1992年生まれ、福岡県出身。10代から舞台、テレビで活躍。近年では菅田将暉に楽曲提供するなど活動の幅を広げている。主な出演作に、「ヤウンペを探せ!」(20/宮脇亮監督)、「クローゼット」(20/進藤丈広監督)、ドラマ「相棒19元旦スペシャル」(21/EX)、「うつ病九段」(20/NHKBSP)、「グッドモーニング・コール」(17・18/CX)などがある。舞台「世界が消えないように(仮)」駅前劇場(2021年4月7日〜13日)に出演予定。。

千里/
堀夏子(ほり・なつこ)

1980年生まれ、千葉県出身。劇団「青年団」所属。近年では自身が主宰する「堀企画」にて演劇作品の演出も務める。マクドナルド、インテル等のCMへの出演や『3泊4日、5時の鐘』(14/三澤拓哉監督)、『STOP』(15/キム・ギドク監督)ではメインキャストを務めるなど幅広く活動。近年の主な出演作に、舞台「今が、オールタイムベスト」(作・演出:玉田真也)、「眠れない夜なんてない」(作・演出:平田オリザ)など。

沙希/
小篠恵奈(こしの・えな)

1993年生まれ、東京都出身。『カルテット』(12/三村順一監督)でデビュー。以降、『ふがいない僕は空を見た』(12/タナダユキ監督)、『今日子と修一の場合』(13/奥田瑛二監督)、『花宵道中』(14/豊島圭介監督)などに出演。『3泊4日、5時の鐘』(14/三澤拓哉監督)で初主演を果たす。『あざみさんのこと 誰でもない恋人たちの風景 vol.2』(20/越川道夫監督)では難役であるヒロインを好演。

監督 /
三澤拓哉(みさわ・たくや)

1987年、神奈川県寒川町出身。茅ヶ崎北陵高校卒業後、明治大学文学部に入学。ミュージシャン・俳優の宇崎竜童との出会いをきっかけに映画制作者を志す。明治大学卒業後に日本映画大学に入学。在学中より商業映画の制作に参加。2014年にオール茅ヶ崎ロケ作品『3泊4日、5時の鐘』を初脚本・監督し、ロッテルダム国際映画祭他多くの映画祭に招待され、北京国際映画祭新人部門で脚本賞、おおさかシネマフェスティバルでは新人監督賞を受賞した。 長編第二作『ある殺人、落葉のころに』はアジア最大級の映画祭である釜山国際映画祭でワールドプレミア上映を果たす。

プロデューサー /
黃飛鵬(ウォン・フェイパン)

2015年、釜山国際映画祭が主催する未来の若手映画人のための育成プログラム「アジアン・フィルム・アカデミー」に三澤拓哉と共に選出。2016年、監督として参加したオムニバス映画『十年』が香港金像賞で最優秀作品賞を受賞。
現在準備中の長編映画『移民の皆さまへ-あなたの最初の食事は?』(原題:Dear Immigrants:What Was Your First Meal?)はカンヌ国際映画祭の企画マーケットに選出された。

Comment


引きつけられる映画。発見されるべき芸術性がここにある。

Asian Movie Pulse


高いオリジナリティと深く揺さぶる力を持った、三澤拓哉の長編第二作『ある殺人、落葉のころに』を映画を愛する全ての人にぜひお勧めしたい。

Psycho-cinematography


不可思議な殺人の裏で物語の真の焦点は若者たちの絶望と孤独に当てられている。

香港インディペンデント映画祭


4人の関係性が様々な事情から歪んでいく姿は、現代の忖度社会の縮図のように見える。

シネマジカル


腐敗した小さな町、男特有の毒性、若者の不安をひるむことなく描き切った『ある殺人、落葉のころに』は極めてよく作り込まれた物語として、インディ・フォーラム部門の中でも際立っていた。三澤拓哉監督のストーリー構築に対する鋭い目と映画言語を操る卓越した手腕が存分に発揮されている。潔く大胆でありながらも完成度の高い本作は、三澤監督の今後の作品はもとより、日本インディペンデント映画のダイナミックかつ重要な表現の将来性について、大いに期待を抱かせるものである。『ある殺人、落葉のころに』にJAPAN CUTS Awardを授与できることを光栄に思う。

大阪アジアン映画祭(JAPAN CUTS Award)審査員


監督の三澤拓哉、プロデューサーのウォン・フェイパン、キャメラマンのティムリウ・リウら固く結束された国際的コラボレーションがエドワード・ヤン、大島渚、塚本晋也の作品群に触発され『ある殺人、落葉のころに』は生み出された。

Japan Society

Theater

エリア劇場名公開日
北海道シアターキノ12月17日(金)のみ上映
神奈川川崎市アートセンター(KAWASAKIしんゆり映画祭2021)上映終了
東京ユーロスペース上映終了
神奈川川崎市アートセンター上映終了
神奈川横浜シネマ・ジャック&ベティ上映終了
愛知名古屋シネマテーク上映終了
長野松本CINEMAセレクト上映終了
福岡KBCシネマ上映終了
京都京都みなみ会館上映終了
大阪シネ・ヌーヴォ上映終了
群馬シネマテークたかさき上映終了
兵庫元町映画館上映終了
東京新文芸坐上映終了

『ある殺人、落葉(らくよう)のころに』

Written and Directed by 三澤拓哉
守屋 光治 中崎 敏 森 優作 永嶋 柊吾
堀夏子 小篠恵奈 盧鎮業 成嶋瞳子 大河原恵 平田真人 八戸邦子 磯貝幸毅 中川香果 清水形 松詠人 本田由揶 桐山雄気 朝倉倭士 宮岡亜実 福地冷緒 三澤啓吾

Producers:黃飛鵬(『冬のセミ』-オムニバス映画『十年』)/ 三澤拓哉(『3泊4日、5時の鐘』) Co-Producer:森浩章 Director of Photography:廖天駿 Gaffer:西あずさAssistant Director:市原大地 Editors:三澤拓哉 / 黃飛鵬 Sounds:李志峰 Music:岩本エイジ Costume:神脇清人 Hair and Makeup:藤垣結圭 Still Photography:渡辺拓真
協賛:Fujisawa GARAGE
配給:イハフィルムズ 2019 / 日本,香港,韓国 / シネマスコープ / カラー / 5.1ch / DCP / 79min / 日本語 ©Takuya Misawa & Wong Fei Pang

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